とあるお客さんと「うなぎを食べよう」という話になりまして。
まぁ、その当たりの前後関係を話すと長くなるのですが・・・。
えっ!?うなぎ?いいんですか。大好きです笑
と、即答するワタクシ。聞いてるのはそこじゃないって。
そのお客さんも大のお酒好きですから、
うなぎを食べるといっても、つまりはうなぎで飲もうというお話。
そんな贅沢で最高のシチュエーションなら喜んで馳せ参じます。
「お店は任せる」といわれまして、悩んだ末に2店をチョイス。
1店は有名なうなぎの老舗「野田岩」さん。
ボクも名前は聞いていましたが、そうそう行けるものでもなく。
老舗探訪好きの性分も加わって、ウキウキの訪問でした。
今回は本店さんに入ることができましたよ。
わー!和と洋の入り混じった不思議な空間ですね。
大正ロマンというか、昭和モダンというか。
さすがに名店だけあってスタッフさんもテキパキされてます。
そんじょそこらの老舗ではないですからね。
なんと創業200年というから、歴史の重みが違います。
有名な方が作られた模型のようです。
詳しくないのですが、こういうのすごく高価なんだそうですね。
お客さんたちは意外にも地元の方が多いのかな。
思ったより庶民的な空気が流れています。
地元といっても、赤羽橋のこのあたりは東麻布というのかな。
それはもう超高級住宅地ですから、お金持ちの方々ですね。
さて、まずはビンビールで喉を潤してオーダーを練ります。
やはり老舗の重みに、いつものよりは控えめトーンの酒リーマン。
ま、当然、居酒屋さんではないですからね。和食店さん。
お店の空気に馴染めることも一人前の酒飲みの脂質、もとい資質。
このうなぎのミルフィーユみたいなのがステキ。
お店のかたがたは結構サバサバしていらして、
お料理の説明はしてくれないみたいですね。
そんな方が老舗流なのかしら?
明らかに初訪問のボクらなんで、教えてくれたら、
このお重がよくできた構造になっていまして、
下にお湯をはった「どうこ」があって保温されているのですね。
だからなかなか冷めにくい。
そうです、熱燗のアレと同じ発想ですね笑
ついつい、お酒の世界の発想になってしまうボク。
ボクならこれだけでも相当飲めちゃいますね。
これはまた贅沢で・す・ねーっ!!!
野田岩さんの本当うの名物は「天然鰻」なのですが、
残念ながらまだ季節ではなくて養殖の鰻。
ホクホクとした食感で白焼きらしい、鰻自体の味わいが楽しめます。
贅沢にも最高級の「桐」をいただいちゃいます!
しかも、お酒飲みのボクらは、この後も飲み続けますので、
ぬぉぉぉぉおおお!静かな悶絶で一人うつむく酒リーマン。
ホクホクの柔らかな身が口の中でほどけていく・・・。
ふうわりと鰻の香り。
コクのある脂感と後を引くタレのうまみ。
これが200年続く味わいなのですね。
完全にノックアウトされました。これはすごい。
いやぁ、素晴らしかったですねぇ。
老舗の本物の味わいというのは、やはりすごい。
ちょっと人を無言にさせる程のパワーがあります。
途中から外国のお客さんもいらしていたり、
接待風のお客さんも多いのも納得ですね。
こんなお店で、すごいのいただいちゃったら、
ついついサインしちゃいそう笑
いやぁ、素晴らしい鰻でした。ごちそうさまです。
うなぎを食べるツアー!?2軒目に移動です。
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