Google+

2012年7月6日金曜日

【三河島・中華】ネオ中華!日本人の好みを知り尽くした中華は日本酒との相性が素晴らしい!/剣(けん)


先日も企画してましたが、今回も「街の中華料理屋さん」探訪。
今回はまたしてもマニアックになんと「三河島」駅。

上野から常磐線に乗り換えていざ。
いやぁなかなか来ることのない駅、初めておりました。

お連れいただいたHさんと駅で合流して徒歩数分。
開店したばかりだという中華居酒屋の「剣(けん)」さんです。


冷え冷えのビイルでカンパーイ!いやぁ暑くなってきましたね。
もうそこまでやってきましたね、夏、なつ、ココナッツ。


さぁまずは看板の餃子からいただきましょう!
おーっ!!なんとジューシーなビジュアル!!

中国ご出身のマスターによる手作り餃子です。
これがまたうまみたっぷりで、いい塩梅。

Hさん、これはやばいですねー。
なんか、ビールなんか早く終わってあっちにしたいですねー。

と、ここでいつもなら紹興酒が登場するタイミングですが、
この日はちょち趣向を変えまして、なんと生酒!!

そうです!
中華料理と日本酒の相性を探ろうという魂胆です。


おいおい、酒リーマン、それはないだろうよ。
中華料理の味の強さに日本酒では負けてしまうよ。

ご覧のアナタ、今、そう思いましたね?笑
せめてチューハイか焼酎だろうよ、日本酒はないだろう、と。

そうなんですよ、ボクもそう思っていたんですよ、最初は。
でも聞けば、こちらのマスターが相当な日本通でいらっしゃるとか。

それも中国から日本にいらしてから、
ずっとホテルの和食の担当をされていたのだそうです。

だから、マスターの繰り出す中華料理にはなんと和食のニュアンスが!
中華、中華しすぎない、和の中華料理がいただけるのだそうです。

それは楽しみ!!街の中華探訪が俄然新しい試みになりました!
そうなったら、やっぱり迎え撃つは日本酒でしょう、と。

そんなわけで、この日のテーマは少々変更。
新しい和の中華料理と日本酒を楽しむ夕べとなりました。


じゃーーーーんっ!!うぉおぉおおおおお!!
なんてきらびやかなビジュアルでしょう!!

カウンターであまりに楽しそうに飲んでるボクたちを見て
マスターが奮発してくれました、金目鯛っ!

いわゆる甘酢あんかけですが、これがまたうまいのなんのっ!!
お酢な感じが強すぎるないところがいい。

この辺りに、日本人の好みに合わせたマスターの隠し味があるみたい。
魚料理だし、日本酒はむしろ進んでしまうくらいですよ。


そしてやっぱり、中華料理の宴席にこれは外せないでしょう。
麻婆豆腐がやってきました!!

今回、ボクがもっともビックリしたのは、この麻婆豆腐。
こんな麻婆豆腐は食べたいことがない!


辛さはほんの少し、ピリッとくるぐらいで全体は甘めの味付け。
「日本人は甘いのすきだからね」とマスター。

それ以上に、ボクが口にふくんだ瞬間に感じた、このフレーバー。
およそ、通常麻婆豆腐から感じることはない香り。

これは…ナッツ!?ナッツ系の香りが感じられるんですよ!
なんだろう、このニュアンスは!?

マスターに聞いてみると、「あ、それ?それ、ピーナッツクリーム」。
なんと!!やはりナッツ。でもピーナッツクリームって!?

いくら甘めが好きな日本人向けとはいえ、これは斬新。
担々麺のクルミの発想に近いのでしょうかね。

そして、これがまたビックリするくらいに日本酒に合うんですよ。
やはりこの「和食の味付け」が効いているんでしょうね。

「これ、日本酒、合いますねー!」と顔見合わすボクたち。
新しいもの好きとしてはこの後の展開が楽しみです。


はーい、来た!!!こちらも中華宴席の定番、エビチリ!
そもそもエビチリ自体も陳県民さんが日本人向けに開発したって話。

こちら剣さんのマスターも「日本人、ケチャップ好きね」と
おっしゃっておられます。

なるほど?ケチャップによる甘めの味わいなんですね。

しかし、今回ボクたち二人で訪問しておりましてね。
マスターにお任せでいただいていまして、実はボリュームすごい。

普通の中華料理だったら、二人でもこんなには食べられないですね、
なんて話をしているとまたしてもマスターが秘密を教えてくれました。


うわぉおおおっ!!これまた最後にすごいのが登場!!
酢豚ですね!野菜たっぷりの、美しい彩り!


こちらも辛さは抑えられていて、ポイントはパイナップル。
マスターによればケチャップとパイナップルが重要だそう。

このパイナップルは日本人でも好みが別れるところですけど、
この組み合わせによって辛さをおさえつつ、コクの甘さになるそう。


さてさて、先ほどのお話にもどりましょう。
この一皿一皿のボリューム、想像できますか?

いわゆる円卓で回して宴席するような3~4人前くらいあります。
それを二人で食べてしまっているのですから。

日本酒がすすんだ理由も同じかもしれないです。
そのあっさり目、甘めの味付けも大事なのですが、もう一つ。

それは、油なんです。
本場の中華料理と違って、極力油を少なくしているのですって。

なるほど?!!そこに秘密が!!
それで、しつこくないあっさりテイストになっているわけですね。

だから、こんなにたくさんだけど、食べられちゃうし、
日本酒の方もぐいぐいと進んでいくわけですね!

これはでもホント新しい!日本人好みの和食テイスト中華。
「日本酒が飲めるネオ中華」、堪能いたしましたー!

ごちそうさまでーす!

**************************************************

0 件のコメント:

コメントを投稿

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
xmlns:fb='http://www.facebook.com/2008/fbml' xmlns:og='http://ogp.me/ns#'