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2012年2月24日金曜日

【淡路町・名店探訪】老舗酒場の世界観の一部になってみる/みますや


せっかく東京にきたのに、なかなか老舗酒場を訪れる時間がない。

いきたいお店は山ほどあるし、いろんな人から情報ももらうのですが、
なかなか時間をつくって、訪ねて行く時間がないのが現状です。

それでも!2月になって、少し仕事が落ち着いた頃、
行くなら今しかないかもしれない!

少し先輩らしさも見せつけてやらねば、という使命感もあって(笑)
日本酒好きの超若手後輩君を連れて、この日、老舗行脚してきたのでした。

お目当てのお店はこの後にうかがう秋葉原。
その前にもう1軒、挟もうという計画で、訪ねましたのは、みますやさんです。

神田?淡路町の方が近いのかな。
こちらも名店の呼び声高い老舗酒場。明治の創業だとか。

お店の前に着くなり、いてもたっても居られず、
後輩にまだかまだかの催促メール。ダメじゃん、先輩w


縄のれんをくぐって、引き戸を開けるとそこに広がる酒場世界!
あぁ、これですよ。この昭和感あふれる愛おしい酒場というのは!

木の椅子のきしみ、黄色がちなやわらかな灯り。
お店の方とお客さんの作りだす、なんともいえない空気感。


ボク自身にはないはずの郷愁に浸りながら、いただくのはエビス瓶。
この郷愁感は日本人のDNAに刷り込まれたものなのかもしれません。

お通しのもやしがかなりうまい。進むね~ビイル。


そして、ここは定番メニューがいいでしょうってことで揚げだし豆腐。
なぜか関西ではあまり見かけなかった気がするのはボクだけですかね?

たまたま頼まなかっただけかもしれませんが、
ボクにはかなり東京イメージの強い居酒屋定番メニュー。

この醤油がちなおダシがいいんですよ。そうなんですよ。


名物は馬肉のようですが、予算の都合でまぐろのお刺身。
肉厚のまぐろはねっとりとした食感でこれまたグー!

お酒を飲み始めた東京の頃も仙台の頃もそうでしたが、
まずお刺身を頼むものでしたよね。

京都では鮮魚はなかなかでしたから、すっかり薄れてしまいましたが、
やっぱり身体にフィットするこの感覚は、ボクも関東人なんですね。


続いていただきましたのが、こちら「ねぎま串やき」!!
ここで先輩ヅラしたボクは後輩に自慢げに話すのです。

東京のこういうお店でいう、「ねぎま」ってのは焼鳥じゃないんだぜ
「ねぎま」の「ま」は「まぐろ」の「ま」

まるで「チューハイ」の「チュー」は「焼酎」の「酎」のような口ぶり。
うーん、いつのまにか、イヤな先輩になってますね、気をつけねば。。

しかし、このねぎまがまたボリューム大でいいっスね~!
甘っ辛いタレでいただくと、そろそろアレが欲しくなりますよね~

 


それでは!!さっそくお目当ての熱燗にいきましょう!!
おぉ、悪いな。苦しぅない、くるしぅない。ままっ、お主も一献。

なーんて。実際はそんなにエラそうにしているわけではないですよ(笑)
こうしてお酌の仕方を指導するのも先輩の役目なんです。


最後はやっぱり東京らしいもので名物をもらおうぜ、ってことで、
「どしょうの丸煮」あえて柳川にせずにね。

これがまた生々しいどじょう感で、なかなか。
こんなに骨ばってましたっけ?

柳川とは違って、どじょうらしい臭みもやや残るとこがワイルド。
こんなのをいただきつつ、熱燗飲んだ日にゃ、あーたっ!

「てやんでぃ、酒もってこぃ~」とか言ってみたくなるってもの(笑)


いやぁ、少しだけでしたが、満喫しましたね、みますやさん。
もうその空気、というか世界観に触れられただけで満足。

こういう世界の中で飲むお酒、食べるおつみってのは
またカクベツですよねー!!

今度はまたゆっくりとうかがってみたいものです。
ごちそうさまでした!

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