銀座に素晴らしい和食のお店がオープンするという情報を得まして。
なんでもあの「幸村」さんで修業されていた方が新しく出されたお店だとか。
さぞかし高級そうな割烹・料亭だと思うでしょう?
ノンノンノン。違うんです。それが聞いてみてビックリ。
席数にして14人程しか入れないマイクロ店舗。かつ、なんとスタンディング!!
お値段的にはちょっとした居酒屋価格で楽しめるという。
これは・・・立ち飲み料亭!?スタンディング割烹!?
なんとも奇想天外な、まったく新しい和食店のようです。
そんなステキなお店、行ってみないわけにいかないじゃないの!
ということで、まだオープンしたばかりの頃にうかがてきました。
この日の気分は焼酎♪だったもので、麦焼酎のお湯割りからスタート!
うーん、ほっこり~! 麦本来の甘い香りが楽しめます。
入口は木戸になっていて一見さんにはなかなか入りにくいですが
そういうところがまさに京都感のある料亭という感じ。
開けて入ってみるとL字型のカウンターは、これはまさに立ち飲み屋さん。
ずらっと並んで10名程度しか入れないでしょうか。
4人程座れる小上がりもありました。
立ち飲みゾーンはいわゆる"ダーク"になればもっと入れるでしょうが、
そこはゆっくり楽しみたいのがただの立ち飲みとは違うところ。
まずは軽くめざしからいただきました。
かの島田さんは奥の調理場にいらっしゃるようです。
カウンターの中の白衣のお兄さんが気さくな方で
いろいろとお話しながらいただくことができます。
こういうのってカウンターの醍醐味ですよね。
宇宙キターーーーーッ!!!(笑)じゃなくって。
すでに「しまだ」さんの看板メニューの一つになりかけているというこちら!
なんとなんと、「からすみそば」!!
その登場からしてももうショーゲキ的!!
いきなり目の前に金塊が現れたようです!
これでもかーっ!!という程に
たっぷりとかかった黄金色の贅沢品・からすみ。
おそらくはおろし金でおろしているのでしょう、まるで粉雪のようです。
iPhone程度のデジカメでは色が転んでしまってすみません。
本物はもっとイキイキとつややかに光り輝いているんですよ。
この黄金の粉雪にからむのがおそば。当然にしておそば自体も一級品。
・・・つーか、ヤバイでしょ、これ。マジ、やばいっすよ、この味わい。
粉雪状のからすみはおそばによくからみ、まるでたらこスパゲティ。
ただしそれはバタ臭い世界とは真逆の、引き算な和の世界。
舌にその輪郭を感じる、そばのシャキっとした食感。
その後に全体を包む、からすみの塩味(えんみ)と深遠なる味わい世界。
ふっと香るスモーキーな香りもまた奥深い。
あぁ、これは何でしょう、この感覚。
あぁ・・・なんだか後ろめたい・・・そう、すごくすごく・・・背徳的。
高級品を食する贅沢感と「卵巣を食べている」という感覚が
いつもその思いを掻き立てるのです。
よし、ともかく、飲んでおこう(笑)
続いていただきましたのがこちらの海老芋の唐揚げ。
なんとも京都らしい一品じゃないですか!
海老芋好きなんですよ。このもちもちヌチャっとした食感。
アツアツのところをいただきます。
うん、素晴らしい。
そして最後は蕪蒸しです。こちらも京料理の流れですね。
あぁ、これなんだっけなぁ・・・ごめんなさい。
あまりの感動に詳細を忘れてしまっております。でもね。
ボク、蕪蒸し好きなんです!前のブログでもだいぶ公言してましたが。
このアツアツのあんかけはいかにも京都の味わい。
白い蕪を淡雪に見立ててプリプリの銀杏もまたステキ。
あぁ、しかし素晴らしいお店です。
これだけの本格的なお料理が居酒屋+αくらいのお値段でいただけちゃう。
スタンディングでこの価格設定の本格料理って、
これってまるで「俺のイタリアン」の和食版!?
なるほど、そう考えると納得できますね。
本当に美味しいものを手が届くお値段で。
それも気軽にスタンディングで。
あぁ、怖い。ステキ過ぎて、怖い。
勿論またうかがいます!(この記事を書いてる頃にはすでに2回)
ごちそうさまでしたー!
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