【綱島・焼鳥】空の上の焼鳥屋さん／とり平

いつぞやのフライデーナイトのこと。

久々に夜の予定もなく、その代わりお得意先と

夜も遅くまで一緒に同行営業をしてきました。

いつもなら「よっしゃ、打ち上げだーっ！」と

まだ見ぬ素敵なお店ののれんをくぐるところです。

ただこの日はちょっとブルー。

風邪も完治していない中、なかなか疲れはてまして、

それならそれで、久々に地元でご飯食べて帰ろうかな、と。

そんなわけで、大森の地獄谷の誘惑を振り払って

まっすぐ綱島まで帰ってきたのでした。

そういえば、まだ開拓していない焼き鳥屋さんがあったなぁ

ふと思い出したのは、帰りの東横線の中。

そうだ、焼鳥、行こう。

イエース！！

ご飯っていったって、夜のご飯とくれば

お酒がつきものなのは当然でしょうよ。

だってボクは酒リーマン。

弱っていたって、ブルーだって、隣にいつもお酒があります。

そんなわけで、この日初めて訪れたのは「とり平」さん。

綱島駅西口を出て日吉方面に急な坂を上っていって
綱島公園の入口の直前にありました。

金曜日ですが遅めの時間なので、

お客さんはボクを入れて３人だけ。

なんともゆるやかで静かな空気が流れています。

その瞬間にボクの直観が働きます。

あ、好きかも、ここ。

お通しもポテサラだし（笑）

ちゃんとソースかかってるし（笑笑）

ビールとポテサラを楽しみつつｉＰｈｏｎｅをいじってると

出てきました、ボクの大好きな焼鳥のネタ。

「ヤゲン軟骨」さんです！

１本１本、丁寧に焼かれる串たち。

うん、おいしい。

この日お目当てだったのは焼鳥ともう一つ。

この問題、わかる人？

はい、そこのアナタ！うんうん・・・はい、正解！

そうですね、熱燗です（笑）簡単でしょ。

空いていたのもありますが、このとり平さんは

すごくゆったりと時間が過ごせます。

お隣（といっても離れています）のご常連さんは

お酒と焼鳥を楽しみながら、読書をされていました。

奥の常連さんはマスターと会話を楽しんで。

ボクはといえば、熱燗と焼鳥を堪能しながら、

この坂の上の隠れ家とよぶべきお店の空気を楽しむのです。

あぁ、癒される・・・大人が癒されるほっこり感って

こういう感じじゃないかな。

坂の上という立地が、俗世間からの距離を感じさせて

余計に現実世界を忘れさせてくれます。

まるで空の上で飲んでいる感じ。

一枚一枚仕事モードの鎧を脱いでいき、

ゆっくりと週末モードに導入されていく・・・

熱燗に心と身体を溶かされていると、

一番後からきたボクは最後のお客さんになっていました。

せっかくなのでマスターとお話。

地元ならではのローカルネタが満載で楽しい。

ボク○○中学出身なんですよ～

あそこ、今度何ができるんですか？

地元で飲むって、こんなに楽しいものなんだなぁと

改めて思いました。

マスターとすっかり話しこんじゃって遅い時間。

でもこういうのがカウンター酒場の醍醐味ですよね。

そのうち、マスターをはさんでお客さん同士も仲良くなったり。

それでも最近の立ち飲み屋さんなんかみたいに

ギュウギュウ詰めじゃないのがいいですね。

お隣までの距離感がいい。

あぁ、よい酒場を発見しちゃいました。

これは通っちゃいますね、えぇ。

よいお酒、よい食べ物、そしてよい時間を

ごちそうさまでした。

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とり平
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