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2012年11月21日水曜日

【池袋・立ち飲み新和食】完全にホレた!!ワインも日本酒も洋も和も分け隔てなく楽しめるのがボクら感覚のバル/到


ある人から伺っていて、ずっと行きたかったお店があります。
池袋の「新和食 到(いたる)」さん。

やっとチャンスを見つけて予約の電話をいれてみれば、
案の定、満席。やっぱりすごく流行ってる。

でも、もう一つの最新情報をつかんでいたボクはめげません。

この「到」さん、なんと2号店ができていたんですねー!
それも立ち飲み!立ち飲みなら入れるでしょうよ。

それでも念のため電話をいれてみると、なんと予約ができる!
えっ!?立ち飲みなのに予約!?

不思議に思いながらも、やっとやっと念願叶いました!
「立ち飲み Shin-Washoku 到」さんです!


あいにくの雨だったため、この日は空いていました。
これなら、ゆったりいただけそうです。

店内は木の温もりが感じられる、いわゆる「バル風」。
フードメニューに顕著ですが、和と洋をうまく融合させています。

そのあたりが「新和食」というところでしょうか。
でも中途半端な感じじゃなくて、なんか落ち着きます。

予約の意味がわかりました。
壁際席は軽く腰掛けられるようになってるんです。

男同士ならテーブルを挟んで一人は立つ感じ。
カップルなら横に並んで座る方がいいでしょうね。


まずはビール…と思ったら、すごいの見つけちゃいました。
この星マークは黒ラベル!?…じゃないですよ笑

あのスペインの、世界最高のレストラン「エル・ブジ」のビール!
フェランとソムリエチームがビールメーカーと共同開発したそうです。
名前は「イネディット」。

メニューに記載された、そのコメントがヤバすぎる!
ボクなんか一発でノックダウンでした。

「世界のセレブを迎えるワインはあるが、ビールがない」
だから自らつくったということですね!っくぉーー!もう、即オーダーです。


ビールジョッキで喉越しで飲むようなそれではなく、
ワイングラスでゆっくりと楽しむビール。

このポジションはまさにシャンパーニュですね。
黄金色の液体と立ちのぼるキメ細かな泡。


なんとシルキーな口あたりでしょうか。
非常に繊細でデリケートな味わいです。

ん?このニュアンスは記憶があるな…そう、ヒューガルデン的。
コリアンダーやオレンジピール等の隠し味。

活き活きとした酵母の感じがあってフルーティー。
誤解を怖れずにいえば、ヨーグルトのような風味ですね。

いやぁ、最初からテンション上がりまくりです!
さぁ、フードの方もオーダーしましょう。


店内はそんなに広くないのですが、至るところに工夫が。
取り皿やカトラリーはこうして引き出しに終われています。

反対側にはお箸のセットもあって、
こんなところにも、やはり和と洋の共存が見られます。


最初の一品がやってきましたー!
オーガニック生野菜の盛合せ。

嬉しいことにハーフサイズがありましたのでハーフに。
それでも結構なボリュームです。

3種類のディップでいただきます。
ボクはショウガの奴がお気に入りでした。

話題のアイスプラントもあれば、バナナピーマンなんてのも。
本当にバナナのニュアンスでびっくりです。


この日、店内にはディズニーソングのカバー曲が流れていて。
お店奥深くの天井には小鳥を発見(笑)。


で、でかっ!!2品目は「手ごね炙りつくね」です!
その大きさに思わず奇声をあげて しまったくらい。


ボクねぇ、つくねに目がないんですよ、ご存知の通り笑
唐揚げブームの次はつくねブームがくるんじゃないかと思っています。


こちら「到」さんの「つくね」はタルタルソースがたーっぷり。
ミディアムレアに焼かれた、つくねは、もはや極上のハンバーグです。


「到」さんの特徴は、この「新和食」というスタイル。
店内はスタイリッシュなバル風ですが、至る所に「和」が覗く。

和洋折衷なんていう使い古された感じを超越した、
もっと上のレベルでの上質なフュージョンです。

だからこのワイングラスに注がれた透明の液体、
これ、白ワインじゃないですよ。日本酒なんです。

ドリンクメニューを見てびっくりしましたが、
ワインや日本酒が分け隔てなくリスティングされているのですね。

「赤ワイン」、「白ワイン」、「スパークリングワイン」と来て、
なんと「ライスワイン」!日本酒のことですね。

フードも「ポルチーニ茸と…」とか「…チーズフォンデュ風」のすぐ下に、
「秋刀魚のなめろう」「秋刀魚の肝臓」。

本日のお魚も「ソテー」か「幽庵焼き」が選べるという塩梅。

これが新時代だと思うんですよ。
っていうか、まさに「今」の 時代という感じかな。

だって、ボクらが食べているものって、和も洋もないでしょう?
ハンバーグも唐揚げも、もはや和か洋かはどうでもいい。

日本酒ファンとしては、この流れが日本酒にも来てるのがうれしい。
ワインブームを経て、日本酒が見直されてきましたよね。
どちらも偉大な食中酒ですから。


最後の一品はこちら。これすごい!
「生麩と旬菜の塩辛バターオーブン焼き」!

こういうのが「到」さんの真骨頂ですね。まさに新和食。

里芋、トマト、ナス、玉ねぎといった旬の野菜と生麩がたくさん!
塩辛とバターの相性はヤバイです。めっちゃヤバイです!

これ、ものすごくお酒が飲みたくなりますね。
日本酒でもワインでもどんどん飲めてしまいます。

この日、日本酒は2ついただきましたが、
春鹿さんの「さくら純米」というお酒が非常に美味しかった!

お米の味わいしっかり出ていながら、飲みやすい。
素晴らしくバランスのとれた味わいでした。


というわけで、大感動の「到」さんでした。
料理が少ししかいただけなかったのが残念です。。

ボクがこれだけ惚れ込むというのも久しぶりです。
いやぁ、良いお店です。本店の方にも早く行ってみたいです。

ごちそうさまでしたー!

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