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2012年7月17日火曜日

【上野・焼肉】「エイジングビーフ」に大感動!!最高の焼肉屋さんで最高の焼き加減/太昌園別館


半年に一度、お世話になっている焼肉屋さんがあります。
プロが選ぶ焼肉店としても有名な上野の「太昌園」さん。

ここで開かれる焼肉懇親会は極上の焼肉を堪能できる場。
暑さを吹き飛ばす、最高の焼肉を最高の状態でいただきます!

今回も運良く焼肉のプロの方の隣の席に恵まれました!

日本でもトップクラス間違いないこの方から
直接指南いただきながら焼いていただけるなんて!

もう始まる前からドキドキ状態。さっそくスタートです!
お久しぶりの方も初めての方もハイ、カンパーイ!



いつものようにキムチからスタートです。
こういうキムチ一つとっても美味しいのが太昌園さんですね。



野菜、野菜。早めに野菜を摂取しておきましょう。
この後、チャプチェなどもいただきながら宴席は進行します。

宴席にかけては百戦錬磨の方々も多くいらっしゃいましたので、
会場は雰囲気は一気にトップギアに! 爆笑の渦が起こります。



さぁ、きましたねー!!まずは和牛タンです!王道です!
でもねぇ…。チッチッチッチッ。

これがまたそんじょそこらのタンとは違うわけですよ。
それが太昌園ブランド。



本来なら一番下っ端のボクが焼かなければ、ですが、
今回はお隣のプロの方にお任せしてしまいます。

早く食べたいからってすぐに手を出してはいけません。
ましてや表も裏もと何度もひっくりかえすなんてダメだめダメ。

そんな焼肉の本当の美味しい焼き方もしっかりと教わりました。



えっ!?「えいじんぐビーフ」…ですか!?

なんと今回は太昌園さんイチオシの新メニューである、
「エイジングビーフ」がいただけるのだとか。

聞いただけでもヨダレがでそうなプレミアムな響きです。
いったいどういうお肉なのでしょうか?

「今日はみなさんに赤身の旨さを味わっていただきたい」とのこと♪
これは後半戦が楽しみですねー!



さぁ、そうこうするうちにタンが焼けてきましたーっ!!
わぉーっ!この焼き加減、さすがですね!うんまそーっ!!



このタンはレモン汁のタレもあるのですが
もうそのままで抜群にうまい!

そして今回はこれも太昌園さんの新スタイルで、
テーブルにはわさびのお皿が!!

このわさびが後ほど真価を発揮するのですが…今まだ静かに。



はい、きたーーーっ!!!うまいっ!!!
この感動ですよ、最初の一口のこの感動!これが太昌園さん!

タンってこんなにもジューシーなんですね!
この「シャキシャキ」とした歯ごたえは良いお肉ならではのもの。

あぁ、もうこの一切れだけで、一気にテンションも高まります!!



続いての登場はー??はいきた、ハラミ!ハラミ、きたっ!
一同から歓声が。みんな大好きなんですよね、ハラミ。

もはや、カルビよりもウマイという方も多くいらっしゃいます。



焼き方はさっきと同じです。しっかり覚えて忘れません。
片側をまず65%くらい焼いてからひっくり返して、反対側は少しだけ。

これが焼肉の本当にうまい焼き方なんだと、
何度となく、このプロの方に教わりました。

まずは片側をしっかりと汗をかいてくるまで焼くこと、これが大事。



きましたー!!ハラミーしょんっ!!わぉっ!



ツヤツヤと光り輝く様はまるで焼肉の宝石のよう。

ひと噛みすれば溢れ出る肉汁と見事な弾力。
そしてほのかに香るハラミ特有の香ばしさがまたいい。

あぁ、もう飲めちゃって仕方ないですねー!
うーん、チューハイがほしい!

力強い炭酸のドライなチューハイが絶対に合うはず!
プリーズ、ぎぶみー、ドライチューハイ!!!



ヤバっ・・・・な、なんですか、この恐ろしいビジュアルは!
あまりのゴージャスぶりに「ゴクリ」息を飲む一同。

いよいよ、登場しましたね、これぞエイジングビーフ!
本日のメインイベントがここからいよいよ始まります!



まずは「熟ランプ」からスタートです。
このあたりはもう焼肉のプロの方に全部お任せ。

焼きながらエイジングビーフについて教えていただきます。
エイジングの中でもこちらは「ウェットエイジング」という種類。

アメリカのステーキ店等で流行なのはドライエイジングですが、
こちらはあえてウェットエイジングを採用しているのだとか。



とにかく、まずはいただいてみましょう!
はい、あーんっ!!

ん!?んん!?なんだ!?なんだ、この濃厚な甘みは!?
うぉおおおおっ!!そして突き上げてくる強烈な香ばしさ!!

しばし目をつむれば、軽いトリップ。
身体中が巨大な赤身の中に包まれているかのような感覚。

日本人が好むサシの入った肉汁たっぷりのとはまた違う。
凝縮されたお肉本来の旨味がゆっくりと口の中を染め上げる。

華麗に美しく舞うトップガンではないのです。
これはまさに戦車。重低音を響かせて口の中を蹂躙していきます。

こ、これがエイジングビーフ!!これがその実力!
初体験。まさに焼肉新世界です!!

聞こえてくるドボルザークの荘厳な響き。
新しい焼肉の世界の幕開けを感じずにはいられません。



「熟イチボ」の番です。ただでさえ旨いイチボがどうなるのか。

ウェットエイジングは真空パックに入れた状態で
パーシャル状態の冷蔵庫で保存する方法。

むしろ流通しやすさと日持ちを目的としたものと思われていますが、
太昌園さんのウェットエイジングは違う。



あえてご自分のところで40ー50日も熟成させるのだそうです。
はっきりいって面倒くさいわけですよ。

それをあえてやられるという手間の掛け方。
もちろん、本当にうまい赤身を提供したいがためです。

そして、お肉の方もエイジング用にはあえて等級を落として
最高級のものではないお肉をエイジングさせるのだそうです。

ボクの想像ですが、最高級のはサシが入りまくるからでしょうね。
エイジングには、むしろ赤身の方が大事ということでしょう。



はい、きた!!熟イチボ!!エイジング、エイッチボーンっ!!

っくーーーっ!!!これまた素晴らしい!
なんつー、甘みでしょうか、コレやばいっすよ。

「噛めば噛むほど肉汁が」といっていたのが懐かしいくらい。
噛めば噛むほど、旨味がましてくるんです!

これ、ボクの得意な世界でいうと、熟成=発酵ですね。
これはまさにアミノ酸の旨味の世界。

これ、きっと日本酒に合うと思うなぁー。。



そして、今回の中ではもっともサシの入った「熟クリ」。
もう見てるだけでヨダレもの・・・。ぬふふふふっ。



うん!うんうん!!やっぱ違うわ、エイジング!
何が違うって、とにかく甘いんですよね、旨いともいいますが。

そういえば「うまいは甘い」なんていう魯山人の言葉もありました。
まさに言い得て妙ですね。

「うまい」って変換して「甘い」がでてきたりしますし。

前半で出てきた「わさび」!このわさびが素晴らしいアシストぶり。
その辛みというよりも全体を引き締めて味を際立たせる役割。

旨味の輪郭をクッキリと際立たせてくれる感じですね。
そして口中、さっぱりと。。



最後にもう一度「熟ランプ」をいただきましょう!

この美しく光り輝く赤色が伝わりますか?
あまりに美しいので思わずトップ画像にしちゃいまいたよ。



やっぱ、いいわ、エイジングビーフ。
このうまさは一度知っちゃうと病みつきですね。

やっぱり熟成の手間の分、やや高くなってはしまうのですが、
この世界はそれに見合う価値が充分にありますね。



ここで焼肉のプロの方から、また新しい提案が!
「ドライエイジングの方も試してみましょう」ということに。

ボク個人としてはむしろこちらの方を知っていました。
テレビ等でも取り上げられていますよね。



お肉を裸のまま、そのまま吊るしてカビだらけにして、
最終的にはそのカビの部分をそぎ落として中だけ食べるという方法。

非常に歩留まりが悪い、贅沢な食べ方ですが、
高級とはいえないお肉も非常に美味しくさせる魔法のエイジング。



レッツ、ファイアーーっ!!!きたー!!イエーッ!
火をみるとたぎるものがあるのは人間のDNAでしょうか。



うーん、なるほど!これがドライエイジングの世界ですか。
確かに、これもまた熟成の旨味が充分に出ていますね。

熟成方法としては、吊るしておくだけでですが、
むしろドライの方が面倒なんだそうですね。

裸で放っておくわけですから、そこに変な菌とかいたら、
それこそ腐っちゃうわけですよね。

ただ焼肉のプロの方は少々寂しい顔をされています。
「これじゃ焼肉じゃないんだよな、ステーキになっちゃう」

なるほどー。確かにこれはステーキの世界ですね。
アメリカのステーキハウスで人気というのもありますし。

あくまで「焼肉としてのうまさ」を追求する方としては、
ウェットエイジングの方がお好みだそうです。

「日本酒すら飲める」と思ったボクとしても、全く同意見。



さぁ、それではもう一度ウェットエイジングにもどって、
今宵、最後のお肉をいただきましょう!!

やっぱりこうでなくっちゃね、という太昌園さんの看板ともいえる、
ミスジさんが「カメノコ」さんを連れて登場です!どちらも「熟」。



やっぱりこのドぎついまでの「赤」がボクを虜にしますw
なんてエロティックで魅力的なお肉なことでしょう。



はい、これですね。太昌園さんのミスジの食べ方といえばこれ!
生卵で、すきやき風にいただくのですね!

あ、そうだ!ほら横もご覧ください。
しっかりドライチューハイもいただいてますよ!



さぁさぁ、焼きますよ、焼けますよ、熟なカメノコちゃん!
今度はどんなエイジングワールドを見せてくれるのでしょう。



きたーーーーっ!!!卵のプールにちゃぽんっ!!
っつーか、もうどっぼーーんっ!の世界!



いやーーーーっ!!!もう勘弁してぇ、このビジュアル!!
ブログを書きながらもう悶絶!「うまそすぎる!!」

そして当然にして、「うますぎる」!!これはまたヤバし!

ただでさえ良い部位、エイジングにより凝縮された旨味に
からみまくるマイルドな生卵ワールドがエロチック!

なんという贅沢な世界でしょう!
もう口の中が異次元に飛んでいってしまうような。



そしてきました、希少部位の王様ともいえる「ミスジ」!
これをおしげもなく、でろでろりーん、と並べて焼きます!

なんつー贅沢さでしょうか!
ワイルドだぜぇーっ!



それをそのまま、卵の中へレッツダイブっ!!ダイビンっ!
生卵のオーブをまとった麗しきミスジのお姫様です!



よっしゃーーっ!!まだまだイくぜ!エイジングだぜ!
ボクの場合はドライチューハイが出てきて一気にMAXテンション!

これだけのお肉たちだからこそ、口の中を一気に洗い流す、
このドライチューハイが本領を発揮するのです!



最高のお肉のうまさ、その余韻に浸りたいけど、
その口の中の記憶をチューハイで一気にリセット!

だからこそ、もう一度、あの世界を味わいたくて
さらにお肉を求めてしまう。

そして官能のお肉の世界を堪能した後は、
再びドライチューハイで口中リセット!

すると今度はお肉が欲しくなって・・・
この繰り返しが幸せの無限ループなわけです。



最後はみなさん、思い思いのシメの品をいただきます。
ボクはミニ冷麺。氷も入って、うーん、さっぱりーション。


さぁ、というわけで、半年に一回の太昌園さん夏の陣終了。
久々に酒リーマン、渾身の長文記事でした。

相変わらずの最高級のお肉ワールドでしたが、
一番ビックリしたのは、今回はやっぱりエイジングビーフ。

これだけの焼肉の名店でありながら、そこに安住せず、
さらに進化をやめない、その努力を怠らない、すごさ。

聞けばかなり前に生レバーの提供もやめてしまって、
それならそれで新しいメニューを考案しようというお考え。

プロというのは、一つのことを極めた「結果」なのではなくて、
現在進行形の、努力や追求を止めない、その「状態」を指すのだ
ということを改めて認識しました。

ますます目が話せない、進化する焼肉最前線、太昌園さんでした!
ごちそうさまでしたー!!

**************************************************

2 件のコメント:

  1. ・・・・・・・・(言葉が出ない)。
    何とかして用事を作って、東京に行ってやる!!
    その時にはご馳走してね!
    じゃない、ご馳走しますわ!!

    返信削除
  2. >だいぼんさん
    京都の焼肉も素晴らしいと思っていましたが、
    やっぱり東京の底力はすごいですね~!

    焼肉店の中でも相当に上のランクのお店ですので、
    お値段もそれなりですが、やっぱ段違いです!

    ご馳走には及びませんよw
    また京都の美味しいお店を教えてくださいね~

    返信削除

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