Sさんから神保町で飲みましょう、とお誘いいただいたこの日。
おぉ、神保町!なんだろ?この感じ。結構久しぶりだなぁ。
出版社や古本屋さんの立ち並ぶ風景からか、ボクの中では
神保町というと、ややインテリジェンスな印象がある街。
そういう街々のもつ各々の表情が好きで飲み歩いてるようなボクは、
神保町には、銀座とも神楽坂とも違った心持ちで背筋が伸びるのでした。
さてさて、そんな神保町。
Sさんと合流してどこに行くのかとついていけば、なんでも
ボク好みのシブいお店をあるからと、言われるままに路地を曲がる。
おーっ、なんだ、この激シブのカレー屋さんは!!
あえて「ライスカレー」と記してるのもすごい。
そしてなにしろ、ひなびた外観にそそられまくり!!
と、なんとも魅力的な看板に飛びついて目をキラキラさせてると
「違いますよ、こっちの手前のお店ですよ!」とSさん。
そりゃぁそうですよね、いくら大食いのSさんといえど、
さすがにカレー屋さんで飲もうとは言わないでしょうよ。
気を取り直して見てみれば、小さな戸口に縄のれんと引き戸。
うんうん。わかってますね、Sさん。確かにボクの好きそうなお店。
そんなわけで、前段が非常に長くなりましたが笑
今夜のお店は神保町の「串鐡(くしてつ)」さんです!
女将さんがお一人でやられている、小料理居酒屋さんという感じ。
いいですねぇ。こういうの。
ワイワイがやがやの大衆酒場も好きですが、
ボクもたいがいいい年ですから、落ち着けるのは勿論嬉しい。
常連さん方がやってくるにはまだ少し時間も早かったようで、
お店と女将さんを独り(二人?)占めできちゃいました。
さぁ、まずはビールで喉を潤して。今夜もスタートです。
なんだか、いつもより文体がしっとりしてるでしょ笑 梅雨のせい?
うーん、いいぞ。この感じ。非常にシブいぞ。
シチュエーションと、そこにハマってる自分に酔っていく、
相変わらず自己陶酔破滅型ドリーマーなボクです笑
とはいえ、この日はSさんもご一緒でしたから、
そこまで夢想することもなく、辛うじて現実に引き留められてます。
そこは女将さんから有難い救いの手が。
「食べられないものとかないなら順番に出していきますよ」
素晴らしい!こんなお店でお任せでいただけちゃうなんて!
またしてもお店の好印象アップ!そして自己陶酔アップ!笑
そんなニュアンスも充分に感じつつも、どこか本格的。
女将さんは別のお店で長く働いていて独立されたのだそうで、
かなり長いこと料理を作ってこられたプロの方。
なおさらに嬉しくなるってくるボクたちです。
このシブい空間を楽しんでいるボクの横で、Sさんはまぁそりゃぁ元気!
よくしゃべるのはいいとして、もともと大食いのSさんですから、
料理を片っ端から平らげていくんですよ!!!笑
違いますよー、そういうお店じゃないですよー笑
ゆっくりとつまみながら、お酒を楽しむんですよー!
飲>食のボクとは真逆で食>飲のSさんらしいところですが。。
おかげで女将さんといろいろお話しようと思っているのに、
次から次へと料理に追われて話もままならないじゃないですか笑
これは珍しいですね。はんぺんのバター焼き。
うん、おいしい!ドライな焼酎はキレイに流していく。
年とともにどんどん少食になっていくボクはもう、
お腹の方はだいぶ満たされてますので、ここで妙案を思いつく。
このSさんの食欲を若干でも抑える方法。
ボクの分は一口だけいただいて、あとはSさんに差し上げればいい笑
別に残していたわけじゃないんですが、つまみながら飲んでますし、
Sさんの食べるペースで次から次に出てくるとボクは間に合わない。
そこで、まだ残ってる分をSさんに食べてもうらことで、
やっと全体のペースが合ってきました笑
はんぺんって関西にはないんですよねぇ。おでんにも入ってない。
ーなんてお話してると、女将さんは実は関西の方だそうで、
やはり味付けは関西風なのだとおっしゃる。
そしたら出し巻き卵って甘くないタイプですよね?と聞くと、
私はネギを入れちゃう、とのことで早速それを作ってもらいました。
もともとネギ好きなのもありますが、これは美味しい!
おつまみ感覚でいいですね、ネギイン!
関東人としてはちょこっとお醤油かけちゃいたい衝動。
いかんいかん塩分過多よ。
最後に一尾ずついただいて、あとはゆっくり飲んでいました。
0 件のコメント:
コメントを投稿