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2011年9月14日水曜日

【池袋・餃子】嗚呼、青春の思い出の店/餃子楼


「池袋ギョーザ」

なんと郷愁を誘う響きなんでしょう。
今回は個人的な話ですみません。

池袋は学生時代の超濃厚な数年間を過ごした町。
とても語りつくせない程に思い出がこびりついています。

特に重要なことが2つ。
その後のボクの人生を大きく変えた2つ。

それが音楽とお酒です。

音楽サークルに入ってギターや創作活動を本格化するとともに
お酒を覚え、さまざまな人と交流して語りあう。

小説やエッセイや詩を書いて、ラジオ番組作って
映画とってハガキ職人をしてライブをして

自己表現という程ではなくても、いろんな
コミュニケーションを試していたのでした。

ただどれだけ自分のことを叫んでみても
ライブの後の打ち上げの1杯のお酒には敵わない。

ボクがお酒に大きくかかわるようになった原点が
ここにあるんです。

ライブの打ち上げの後に毎回朝まで飲んでいたお店
それがこの池袋 餃子楼さんです。

あぁ、もう懐かしすぎる。

そうそう、ここはビンビールなんですよ。
この200mlのビアタンが強烈な印象。

もうイヤって程、飲まされましたね。
だからこそボクは今でもビールよりチューハイなんです。

トイレにもよくこもりましたね~(笑)
帰ってくれば来たで、自分の席に5杯くらいが並んでる

お酒のキャパシティはここで鍛えられました。


東武東上線には真っ黒な顔をしたロックの神様がいて
その神様に会えていないのは飲みが足りないから

新人は、演奏がうまいか、トークがうまいか、酒が飲めるか
3つの中から選ばされまして

結局どれを選んでも飲むことになるわけで。

いやぁ、今思えばホントにアホでしたね~笑

創業が昭和20年というから、とんでもない歴史をもつ老舗。

ボクが通っていたのはもう15年以上前ですが、
この内装はまったくといっていい程変わっていません。

大人数だったボクたちは決まって2階へ。
ほぼ貸切状態になっていました。

この日は1階でお世話になりました。

お座敷だから、こうして靴を脱いで上がる。
ここにロッカーたちの派手な靴が並んだものです。

お座敷はこうして軽く仕切られていて、
各ブースでそれぞれの話題が盛り上がる。

音楽の話、恋愛の話、サークル運営の話、
就職活動の話、話題は尽きることがなかった。

大激論の末、ケンカになったり、
意外な人と意気投合して新バンドが結成されたり。

最初に入った人が、この真ん中にある、
囲炉裏の吊るしてあるような竹筒を外すのが仕事。

なんといっても、店名の通りで、
こちらの餃子がまためっぽう、ウマい!!

当時は知りもしませんでしたが、グルメぴあによれば
先代のご主人が本場満州の料理人に習ったのだとか。

確か昔はテレビに取り上げられた大きなパネルの
モノクロ写真が飾ってあったと思ったのですが。。

こちらは当時あったかどうか記憶にはないのですが
両面焼きの餃子です。こんがりでまたうまい。

この日ももう結構酔っていましたもので、
写真がマチマチですね。

何個入って出てきたのか、わからなくなっちゃってます。
ごめんなさい。

油が多めのジューシー餃子は当然にしてビールに合う合う。
「ギョービ」という言葉は後で知るのですが、もっと広まっていいのかも。

今のボクにはギョーザこそドライチューハイですが、
ギョーザとお酒は切っても切れない関係ですね。

しかしまぁ、久々なのも手伝って、
2人でどれだけギョーザ食べたことか。

ご一緒したYさんも大好物だというギョーザ。
初めてお連れしたのですが、喜んでいただけたようです。

餃子も400円くらいでラーメンも500円くらい。
安くて美味しい素晴らしいお店。

当時裏メニューでお願いしていたカレーラーメンは
今もやってくれるのでしょうか?

お店を仕切っていらしたおばさま(?子さん、名前忘れちゃった)は
もういらっしゃいませんでしが、お元気でしょうか。

池袋に行く用事があれば、ボクはまた通うことでしょう。

ボクを育ててくれたお店。

多感な青春時代を過ごし、その後の一生を左右する
お酒とのつきあいを教わったお店。

始発を待っていた、あの飴の棒を伸ばしたような時間。
明るくなった店の外でのけだるい一本締め。

ボクは忘れません。
ごちそうさまでした。

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餃子楼
関連ランキング:餃子 | 池袋駅北池袋駅東池袋駅

2 件のコメント:

  1. SECRET: 0
    PASS:
    思い出の店、思い出の味ってありますよね。
    家庭のおふくろの味もその一つなのでしょうが、
    行かなくなって久しい店には特に「のすたるじっく」になりますよね。
    もちろん私にも「青春の味」はありますねぇ・・・。

    返信削除
  2. SECRET: 0
    PASS:
    ��だいぼんさん
    たまにはノスタルジーに耽るのもいいかもしれません。
    今回はだいぶセンチメンタルな文章になっちゃいましたが、
    どっちかっていうと、おーっ!!すげーっ!変わってないー!!
    っていうハイテンションだったんですよ、実際は。
    昔の仲間と訪れたいですね。

    返信削除

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