山形県にある温泉旅館「古窯(こよう)」さん。
すばらしい旅館で「プロが選ぶホテル旅館」でも
毎回上位にランクインされる有名旅館さんです。
実はボク、この旅館に泊ったことがあるんです。
若かりし頃、山形県で営業をしていまして、
諸事情ありましてこの古窯さんにお世話になることに。
まだまだ新参者のサラリーマンで、
当然、お酒や食の経験値も足りない未熟者でした。
それでもとにかく機動力だけは負けないように
毎週、山形県を北から南へ、酒田から米沢へ走り回ってました。
うーん、懐かしい。。。
そんな「古窯」さんですが、銀座にお店をもっていらっしゃるとか。
そして、今回リニューアルされたばかりとのことで
今回、仕事の関係でごちそうになってまいりました。
今回、仕事の関係でごちそうになってまいりました。
お通しからして華やかな山形の幸がふんだんに。
左から、これぞ山形名物の菊の花。
真中が水こぶという山菜、右があけびのチーズ。
山形の旅館ではよくこうした食用菊をいただきました。
紅花茶も有名ですね。紅花は山形の県の花。
甘いあけびと焼いたチーズがマッチして
これまたおいしい。
色が転んじゃって申し訳ありませんが、
お刺身は氷の敷き詰められた器で登場。
お酒はビールから生もとの純米酒へ。
やっぱり日本酒がほしくなる頃。
やっぱり日本酒がほしくなる頃。
そして、ここで山形を代表する和牛、米沢牛さんです!
わさび醤油でいただくと、お肉の味わいの輪郭もクッキリ!
うーん、贅沢ですね~
サラダをはさみつつ、小休止。
生もと純米は5~6度程度に冷えたものを
ワイングラスでいただいております。
上質な白ワインにも負けない、見事な味わい。
ジューシーで飲みやすいながらも、しっかりとしたコク。
でもここで次の一品が登場しちゃったので、
次のお酒へチェンジしましょう、ということに。
そうなんです、ビーフシチューがきちゃいました。
これはやっぱり赤ワインで合わせたいということで、
ここで赤ワインをいただきます。
ビーフシチューはやはり米沢牛のもの。
ボクとしては絶対に日本酒で合うと思いますが、
やっぱり赤ワイン様は偉大ですね。素晴らしき相乗。
ごめんなさい。ついつい食べてしまったのですが、
ここで鮭が出てきました。おっとコースの順番??
で、やっぱり山形郷土料理の代表格として
ここでこちらが登場するのです、芋煮。
あー、芋煮!!!懐かしい!!
東北にゆかりのない方はご存じないでしょうけれど、
秋になると仙台や山形の河原ではそこかしこで「芋煮会」が開かれます。
全国的にいうと、ちょうどバーベキューのような楽しみ方ですね。
家族や仲間たち、会社の同僚などど、河原で、
わいわいと作って飲んで、というのが芋煮会。
初めて知った時はビックリしました。
な、なんで、芋煮なの!?BBQでいいじゃん?って。
でもちょうど里芋の収穫の季節に、豊穣を祝って
こうしてみんなで同じ鍋を囲むというのはいい伝統ですね。
それこそ若い頃は芋煮が合コンでしたから(笑)
そして芋煮にはなぜか2種類あるんです。
山形市内など内陸でみられるしょうゆベース+牛肉ものと
庄内地方や仙台の味噌べース+豚肉のもの。
庄内地方や仙台の味噌べース+豚肉のもの。
どちらもおいしいのですけど、
山形人はこのネタで大論争になったりしますね。
古窯さんで今回いただいたのは内陸の醤油+牛肉タイプ。
身体だけでなく、心まで温まる、そんな芋煮です。
さらにご飯までついてのゴージャスコース。
山形のお米とお漬物は本当に美味しいのです。
そして日本酒も素晴らしい。
お米とお酒とお漬物が美味しいというのは
すなわち、お水が素晴らしいということ。
これだけ素晴らしいものがありながら、なかなか大々的には
宣伝しないところが山形人のつつましさですかね。
デザートまでしっかりいただきました。
五感で山形の秋を感じられるコースでした。
いやぁ、美味しかった。
久しぶりに山形に行きたくなりましたね。
もう月山には雪が降る頃でしょうか。
上山温泉・・・赤湯ラーメン・・・龍上海。
やっぱり食べることになってしまう、ボクでした。
ごめんなさい。。
古窯さん、ごちそうさまでした!
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