今さらですが、入社以来仙台に4年いて、それから京都へ移り、
その後、昨年、東京(横浜)に転勤してきた酒リーマンです。
4-3月の会社としては3月は年に一度の大異動の月。
昨年まさにボクがこちらへ来たように同僚たちも方々へ散っていきます。
そんな中、後輩の一人Kが今回なんと中国へと転勤が決まりました。
これはもう送別会というよりも壮行会だろうということで。
ワイン好きな後輩Sによる、なんともイキな計らいで、
この度なんとあの六本木のフレンチの名店マクシヴァンさんでの開催が決定!
うーん、実は可処分所得の低い先輩的には懐つらいんだぞ~(泣)
えっS、子供4人もいるの!?ごめん~家計苦しい度、負けたわ笑
というわけで、これから異国へ旅立つKの大事な会。
ここは気持ちよく送り出してあげたいですからね。
おいしく、楽しく、潔く、行きましょう!
早めの到着。久しぶりの本格フレンチにやや緊張気味のボクたち。
お店に入るなり颯爽と登場されたのが、このお店のマスター、
この世界で知らない人はいないという、かのソムリエ佐藤さん。
いつもと違う勝手にひきつったボクらを察してくださってでしょうか、
ギャグを交えた小粋なトークで和ませてくれます。
あぁ、これがウワサの「佐藤ワールド」なんだ
と、憧れの名店で憧れの方のサーブに触れて心をほぐすボクたち。
乾杯はこちらのロゼのクレマンドブルゴーニュ。
早くも浮き足だつボクたちです。
ともかく、Kの前途を祝してカンパイ~!
こういう泡のカンパイも久しぶりです。
今回はマクシヴァンさんという、ボクらとしてはなかなか高いハードルに
召集されたのは、これまたなんとも不思議なメンバー。
他の同僚が見たら絶対に不思議がるだろう、このメンバーも
実は中国に行くK自身の人選で、そこにボクも入ってるのはうれしいことです。
今日はさすがに居酒屋お下品トークは控えめに。。
↑控えるだけで、やめるわけではないという笑
続いて白に移ります。
ここで本当はブルゴーニュ・アリゴテのはずだったのですが、
諸事情ありましてフェヴレイへ。
あれ!?シャルドネでも樽香の違いを楽しみましょうって
もう1本白をいただいたはずですが、写真も記憶もナッシング。
ごめんなさい。。
さぁ、いよいよマクシヴァンさんのステキなお料理の始まりです。
こちらはゼリー寄せ。
一口で一同の目を丸く、無言にさせるのに十分なパワーでした。
これは素晴らしい!
マクシヴァンさん聞くと、ついついワインのことばかりに注目してしまいますが、
当然お料理がおいしくないとワインも映えません。
いつもは日本酒との相性をライフワークとして追及(飲むだけ?)する
ボクとしては、やはりワインとフレンチの相性にも感銘を受けます。
うさぎを髣髴させる盛り付けのこちらはホワイトアスパラガスと
ホタテにトリュフソースをたっぷりと。壮行会という趣旨もご理解いただいて、つかずはなれずの
絶妙な接客をされる佐藤さん。
詳しく知りたがるワイン好きにはしっかりと説明いただき、
そんな後には決まって軽いジョークで去っていく。カッコいいですね~
さぁ、いよいよメインを前にして赤をいただきましょう。
ブルゴーニュピノノワールとジュブレシャンベルタンの・・・あれ?なんだ?笑
あえてグラスの形を変えて香りを楽しむ、佐藤さんの提案。
香りを集める方向と、あえて少し飛ばす方向に。
そしてここでイカしたテイスティングコメントでも残せれば
ボクもワインな人になれるのでしょうが、いかんせんただの酒リーマンですから(笑)
さぁ~メインの登場です~!!わーーーっ!!
こんなのきちゃうともう送別会どころじゃありませんね。
今回は鹿肉を使ったパイ包み。これはまたステキなビジュアル!
パカっと!もう思いっきりパカっとやってみましたー!
きゃい~~~んっ!ステキに滴るジューシー肉汁~!
これがまたおいしいのなんのって。
ソースの相性もあいまって、全体に甘みすら感じる鹿肉。
それでいて他のお肉とはやはり少し違う触感です。
思っていた程の野性味はなくて、いたって穏やかな味わい。
鹿肉って高タンパク、低脂肪なんですってね。
これがまた赤ワインと合わせると・・・くーミラクル~!!
日本人好みの脂たっぷり牛肉じゃなくて
こうした赤身の方がワインには合うようですね。
普通ならこの後デザートなところ、サプライズがありました!
なんと、ここでフロマージュの差し入れがっ!!
毎年の誕生日をここマクシヴァンさんで祝っているという程までに
お店と佐藤さんにホレ込んでいるSご夫婦による気の利いたプレゼントです!
これには主役の本人のみならず一同大感激です!!
いやぁ、やることがニクいね~!カッコいいね~!!
その手、今度使わせてもらいます(メモ、メモ・・・)笑
デザートに移る前に、このチーズのおかげで
十分に赤ワインと会話を楽しむことができました。ありがとう、Sご夫婦!
特にこの日佐藤さんじきじきにご伝授いただいた食し方がステキ。
このあんずとブルーチーズをフォークでつぶしながらいただくのです。
両者の相性自体にも驚きましたが、こうして思い切ってつぶすことで
ブルーチーズがこんなにも「開く」ものだとは知りませんでしたねー。
とこで・・・えっ!?会話の内容!?ま、そこはいいじゃないの。
こんなステキなお店にピッタリの○ネタだよ、一級品の(笑)
さぁてここからがフレンチの後半戦のもう一つのお楽しみコース。
デザートタイムです。今回はポートまで用意されていました、さすが後輩S。
普段がチューハイ、日本酒、焼酎なボクですからワイン自体が
あまり飲みなれない中、特にポートなんて滅多に飲む機会がないのです。
でもこの日ビックリの開眼!これ、美味しい!
甘いの苦手と言ってきたボクですが、宗旨がえしますよ(笑)
ポートが、というよりはこの日のこの1本が美味しかったのかもしれません。
特にこの日のマクシヴァンさんのこのデザートがまたステキ。
このフルーツたっぷりの甘酸っぱいソースとポートの相性に大感激です!
きっとこのポートだけだったら、そこまで驚きはしなかったと思います。
もう上からポートを注いで食べたくなっちゃうくらい(笑)
この辺はもう、申し訳ないけど主役や会の趣旨も全く蚊帳の外で
オレ対ポート対デザートを、一人目をつぶって堪能しておりました。
いやぁ、この相性はヤヴァいですよ、病みつきですよ。
最後は濃いめのエスプレッソをいただきまして、
このステキなバンケットタイムに終わりが近づいていることを知ります。
新しく開けた大きな未来に夢を語るKと、それを送り出す同僚たち。
バカ話も交えつつ、ゴージャスな壮行会も佳境を迎えます。
なぁに、オレたちも頑張るからさ。
またお互い大きくなって、うまい酒を酌み交わそうぜ。
大きくって身体が横にか!?ハッハッハッハ~ッ笑
お忙しい中、お店の前で佐藤さんを囲んで記念撮影もしてもらいました。
思い出に残る、晩餐になりましたね。
ボクにとっては初めてのマクシヴァンさんでしたが、
美味しさはもちろん、その居心地の良さと楽しさ、空気感?いいですね~
いやぁ、さすがの名店です。ごちそうさまでした。
さぁ野郎ども!ギロッポンに繰り出そうぜ~!!!
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マクシヴァン
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ゼリー寄せ 美味しいそうです~
前菜の中でも一番好きかも~
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素敵なはなむけですね。なんかいい思い出になりそう♪友情を感じました。
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��酒と食のマッチング 名槌屋さん
ですよね~!
このゼリー寄せは実は詳細な説明をいただいたのですが、
ごめんなさい、結局記憶に残っているのは最後の部分だけで。。
「○○○と△△△、×××のゼリー寄せ」だったのですよ。。泣
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��あっこさん
たいていの送別会は当然にして居酒屋さんでやるもんなんですがね。
たまにこういうのもいいかもしれない。
なにかのお祝いとかでないと、来られないですからね。
日本から中国へ行く奴をフレンチ祝うという、なんとも風変わりな会でした。